広島で働くということ

広島で仕事を探したい

家族のために広島にIターンしないといけない

この記事では、広島で多くの企業に勤めてきた管理人が

広島の企業文化や労働者の趣向など、「働く」の裏にあるリアルをお届けします。

広島で働こうとしている方の一助になれば幸いです。

目次

広島の産業を知る

広島で働くうえで、この街の産業構造を知っておくことは重要です。

主要産業が分かれば、業界特有の長所・短所が見えてきます。

それが見えれば、自分がどのような会社で、どのように立ち回ればフィットするか分かります。

出典:経済産業省「工業統計調査」

従業員数ベースで見ると「卸売/小売業」が最多です。

次いで、製造業・医療福祉業界が多い状況です。

広島市にはご存知「マツダ」の本社があり、国内の主要拠点となっています。

また、「オタフクソース」はじめ、食品関係のメーカーも多数あります。

そのため、広島=製造業の町と思ってもらって構いません。

どの業界で働いたとしても、BtoBのビジネスであれば必ず自動車関連の企業と取引することになる。

これが広島の昔から変わらない産業構造です。

広島の求人の特徴を知る

ここまで見てわかるように広島は製造業の街だ。

雰囲気や企業の規模や構成はちょっとずつ変わるけど

昔から今まで変わることなく広島は自動車関連企業が主産業の街だ。

広島の会社の特徴

製造業の街 ”広島”で長年働いてきたリーマンとして

広島の会社の特徴をお伝えしましょう。

ここから先は独断!偏見!大いにあるので、例外や的外れな内容を含みます。自己判断でお願いします!

ということで、福利厚生はどうか?

簡単に見ていきましょう。

広島の給料の平均値は?

486.9万円。製造業の平均年収は516万円(厚生労働省の賃金構造基本統計調査の統計データ)です。

ボーナスってどのくらい?

賞与は年間で基本給の4ヶ月分〜5ヶ月分が多いと思うよ。

退職金ってあるの?

自動車関連だと正直かなり少ないと思っておいた方がいい。私も10年近く勤めて「え?」っていう金額しかなかったので…..(200万円もないイメージ)ただ、これは勤続年数に応じて増加割合が増えるので、長く勤めればそれなりにもらえると思います(とはいえローキャリアの僕たちががんばっても1000万円程度でしょうか)

広島の平均年収、製造業の平均年収ってそれほど悪くないように見えるかもしれません。

ただ、現場の実態は「残業」「夜勤」がなければ成り立たないのが現状です。

これはサービス業や福祉・介護なども同じかもしれません。

逆に言えばそれらがなければ収入が少ないのです。

広島の働く人や会社の特徴を知る

隠れてクセがある人が多い。

「製造業」ってよくも悪くも閉鎖的な環境です。

その中で1日8時間、9時間も働けばそれなりに性格とか曲がっちゃうこともあります。

広島人の雰囲気や特徴

1つ目は独特の雰囲気。

広島人って意外と初見の人にもフレンドリーだと思います。

ただし、率先して目立つ人に対する軽蔑した感じも強いです。

「個」で働くというよりはチーム感を好む空気があると感じます。

お一人様で活動しにくく、群れで動くことを肯定的に捉えている向きがあります。

日本人の典型。

これが超ざっくりの広島人像だと思います!

広島の会社の雰囲気や特徴

これは結構自信があります。

まず広島の企業は「新しい取り組みに消極的」です。

もちろん、全企業ではないです。

ただ、多くの企業は歴史が長く、それゆえに新しいことに及び腰になっています。

良く言えば守りが固い。

悪く言えば保守的。

このイメージが濃いのは広島企業の相対的な特徴かもしれません。

変わりつつある広島の会社

さて、ここまで超独断と偏見でネガティブなことを並びたててきました。

しかし、広島も変わりはじめています。

例えばこれらの会社。

八橋装院株式会社 (YAHASHI SOUIN, Inc.)

昭和34年創業の被服縫製会社。

現在の代表になってからボールメーカーの縫製仕事をする傍ら、ボール素材を活かした新ブランド(FUKUNARY)を立ち上げるなど、培ってきた技術と新しい取り組みを上手に融合させ、新しい価値を生み出している。

ホームページ:https://yahashisouin.com/
出典:FUKUNARYブランドサイト
古今菓(COCONCA)

2015年、もみじ饅頭で有名な「藤い屋」が新しく立ち上げたブランドが「古今菓(ここんか)」。

伝統のあんこを使ったお菓子を、もっと広い世代に届けたいという思いから始まったブランド。

直営店舗を宮島に構え、シンプルでおしゃれな店舗設計と、可愛らしいお菓子と伝統のあんこを掛け合わせて、新しい世代に届けています。

出典:公式ホームページ https://coconca.jp/
出典:公式ホームページ

共通して言えることは「古い組織・歴史のある会社から、新しい価値を生み出す組織に変わろうとしている」ということ。

私みたいな者が偉そうにいうのもどうかと思うが……

いずれにせよ、広島にもこういう新しい風が吹き始めているんです。

広島で働くということ まとめ

県外の方と話すといまだに、広島は荒れているという印象や、武闘派な印象を持っている人が多い。

いやいや、いつの時代やねん!と。

広島人けっこうフレンドリーだし穏やかな人が多いですよ(主観です)。

ただ、広島で長年働いてきた私に言わせてもらえば、広島の文化や組織の空気感とか、確かに古い!

だけど反面そこには良さもある。

例えば、広島の企業は良くも悪くも従業員を守るケースが多い

組合が整備されている会社が多いということにつながるのだが、安易にクビにするというケースは少ない。

悪くいえば、古くてイマイチな人がいつまでも居続けるということ。

でも、いつ自分がそうなるか分からないから、多少は多めにみて、このメリットを享受したいですね。

どうせ広島で仕事するなら楽しい仕事に出会えることを願っています!

ではまた!

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この記事を書いた人

広島に暮らして20年以上、ひろしまの酸いも甘いも旨いも辛いも知り尽くした著者による広島情報発信ブログ。広島の「おいしい」「おもしろい」隠れた地域の魅力を発信していきます!

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