お好み焼き
レモン
牡蠣
広島には有名なご飯がたくさんある。
だが、生粋の広島人である私が最もおすすめしたい広島ご飯は「中華そば」である!
ラーメン?
ちがーーーう!!
中華そばだ!!中華そばこそ、広島の歴史に他ならない!!
そしてなによりウマいのだ!!
広島の中華そば
広島の中華そばの歴史は戦後にさかのぼる
1950年代、戦後復興のたいへんな時代
安価で手に入る「粉物」が食の中心
それを元に様々な料理が闇市に出回った
その頃、中国から入ってきた中華そばが
いまの広島中華そばの原型と言われている
広島中華そばおいしさの秘密
おいしさの秘密①豚骨醤油のスープ
こってり豚骨スープと
あっさり醤油スープを
掛け合わせた最強スープ
これこそが広島中華そばの真髄だ
おいしさの秘密②余計なものは足さない
中華そばの良いところは「変わらない味」だ。
多くのラーメンや麺類は新しい味を求めて常に変化・進化を続けている。
それに対して「中華そば」は良い意味で変わらないのだ。
トッピングなんてない!
数枚のチャーシューともやしとネギだけ!
このシンプルさも中華そばのおいしさの秘密だ。
「深化」する味をぜひ全身で楽しんでほしい。
広島の中華そば名店紹介!
中華そば老舗「陽気(ようき)」
1960年頃から続いている老舗中の老舗。
そして広島の中華そばといえば「陽気」と言われるほどの名店だ。
古いとか、歴史があるとか、そんなことが言いたいわけではない。
とにかくウマいのだ。
あっさりとした醤油スープとこってり豚骨スープが掛け合わされたまろやかさ。
最強の中華そばである!
陽気は暖簾分けという形で複数の店舗がある。
なかでも広島駅前店、大手町店、横川店は市内電車で行けるので観光で来た際に立ち寄るにはおすすめだ。
店舗情報 | 江波 横川 広島駅前 大手町 |
営業時間 | 11時30分〜20時00分(店舗によって異なります) |
定休日 | 店舗により異なる |
URL | https://youki.world/ |
伝説の名店「すずめ」
陽気(ようき)と同じ戦後の時代から、広島中華そばの歴史を牽引してきた「伝説の名店「すずめ」。
なぜ伝説なのか?じつは2015年に閉店してしまったのだ。子供の頃、親に連れられて数回しか行ったことがないが、シンプルであっさりめのスープだったように記憶している。
そしていつも多くのお客さんがいて、早々に売り切れになっているので食べれる機会が貴重だったのが今では懐かしい思い出だ。
もうなくなってしまったのが残念だが、広島中華そばを語る上で欠かせない名店なので紹介だけしておきたい。
地元で40年以上愛される名店「つばめ」
広島市西区にある中華そばの名店「つばめ」。
創業から40年以上親子代々継承されているお店です。
じつは私も小さい頃よく通っていたお店で、いつまでも変わらない味わいにいつも感動します。
もちろん味も絶品で豚骨醤油ベースのスープにもやし、チャーシュー、ネギが盛り付けられていて、安定の美味しさです。
サイドメニューでおでんとおにぎり(時間によっては無い)があるんだけど、おにぎりと中華そばの組み合わせが最高なので、食べに行った際はぜひ楽しんでほしい。
店舗情報 | 広島市西区観音 |
営業時間 | 11時30分〜22時00分 |
定休日 | 日曜日 |
URL | https://y975600.gorp.jp/ |
チェーン店ながら本格中華そばが楽しめる「ちから」
「ちから」とは広島のうどん専門のチェーン店だ。
優しい味わいのうどんや、おはぎなどが有名。
この「ちから」で数年前から中華そばがメニューに加わったのだが、これがなかなか絶品なのだ。
中華そばが誇る「豚骨醤油スープ」を再現しており、程よいまろやかさを保ちながら深みのある味わいを楽しめる。
特徴は「大盛り」が頼める点だ。
ほとんどの、名店と言われる中華そば店では大盛りを提供していない。
チェーン店ならではのオプションだ!がっつり行きたい人におすすめ!
店舗情報 | 広島駅店 八丁堀店 本通り店 他 |
営業時間 | 11時〜20時(店舗によって異なります) |
定休日 | 店舗によるが基本休みなし |
URL | https://www.chikara.jp/ |
中華そばを楽しむときの注意点!
ここまで中華そばの魅力について語ってきたが
ここで少し注意点を伝えておく。
中華そばのルールとまでは言わないが、文化のようなものだ!
替え玉はない!
ラーメンのノリでときどき訪れる方が
「替え玉お願いします!」
と言っているのを見たことがある
が、中華そばに替え玉はない!
これは覚えておいてほしい。
注文するときは数量だけ!
ちからを除いて、ほとんどの店舗ではサイドメニューがほとんどない。
おにぎりがあるお店もあるが、
基本は自分で取りに行くスタイル。
そのためが、注文するときは
「2つね!」とか「3杯ちょうだい!」とか頼んでいる。
まあ、気にすることは無いが、「中華そば」以外の選択肢がないことは覚えておこう!
麺の硬さとか選べないよ!
ラーメンでは「バリカタ」とか「ハリガネ」など
麺の硬さを注文できるが
中華そばにそんなものはない!
いや、必要ないのだ。
中華そばのスープに最適な麺の硬さや種類は戦後から深化を続けているので、素人の私たちが口を出すべきでは無い!
最高の1杯が出てくるのを黙って待っていればいいのだ!
職人気質の店が多いが子連れもOK!
ここまで聞くと、なんかめっちゃ硬派な印象を持つかもしれない。
だが、じつは子連れのお客さんも多い。
自分が子供の頃に食べて育った中華そばを、自分の子供にも食べさせたい。
そういう世代が増えているのだろう。
世代交代。
だが、こうやって中華そばの文化は継承されていくのだ。
広島の中華そばまとめ
今日は広島が誇る逸品。
「中華そば」について紹介した。
業界関係者でもないのについつい熱くなってしまったのは、中華そばへの愛ゆえであるとご容赦いただきたい。
ここで紹介した中華そばの名店へは広島観光の際はぜひ行ってみてほしい。
観光ガイドブックには載っていないおすすめのお店。
だけど「広島」を感じてもらえるには、おすすめの料理であることは自信持って言える!
では、良い広島の旅を!