横川シネマ|特別な時間を過ごす広島旅のおすすめスポット【横川】

映画を観るならどこに行くだろう。

東宝シネマ、イオンシネマ大手映画館がすぐに思い浮かぶのは私も同じ。

今日紹介するのは、そんな全国規模の映画館では上映しないような、マニアックな映画を管理人厳選で上映し続けるミニシアター「横川シネマ」だ。

目次

横川シネマ紹介

出典:横川シネマ公式サイト http://yokogawacinema.com/

広島駅からJRで2駅目。歴史ある(短い)アーケードを通り抜け、居酒屋が立ち並ぶガード下を横目に進むと5分程度で到着する。

ここ横川で20年以上も個性的な映画を上映し続けている横川シネマ。

元はポルノ映画専門館であったが、1999年11月27日にミニシアターとしてオープンした。基本コンセプトは「洋邦問わず、知名度には乏しくとも見どころの多いインディペンデント作品を中心に、レアな映画の愉しみを発掘する雑食性ミニシアター」。広島ステーションシネマ(1998年閉館)で行われていた自主上映レイトショーが前身となった。個性的なプログラムやゲストを招いて行われる上映イベントの他、ライブなども行われている。

引用:Wikipedia

いわゆるシネコンと言われる映画館では出会うことのできない「珍しい映画」がほぼ毎日上映されている。

劇場の建物も歴史を感じる趣があって感慨深い。

中に入ると古い映写機や上映中作品のポスターが掲示されている。

横に目を向けると小さなカウンターの奥に支配人と思しき人物が座っている。

映画名を伝え、チケットを購入する。

入ってすぐに映画館入り口があり、中に入ると不思議な気持ちがおそってきます。

小さい頃に感じた古い町の映画館の匂いや、掠れた椅子(横川シネマはキレイな椅子です)

懐かしい記憶が一気にフラッシュバックしてきた。

横川シネマ特徴

1つ目はなんと言っても名物支配人だろう。

支配人は溝口さんと言い、受付チケット販売から、上映、清掃まで、全ての業務を一人でこなしている。

無愛想ではないが、口数が少ない支配人という印象。

映画好きそうなタイプではある。

2つ目はロケーション

「横川」という広島市内中心部から少し外れた場所にある。

市電で横川駅を降りると駅前には下町っぽいアーケードがあり、高架下には新旧様々な飲食店が軒を連ねている。

渡しが子供の頃は「ちょっと危ない雰囲気のある町」だったけど、いまではすっかり様変わりしている。

個性豊かな人が多い一方で、駅から太田川という広島が誇る一級河川まで徒歩で行けるという暮らしやすさ。

最近ではオシャレなカフェやスイーツショップもできており、人々を惹きつける魅力のある町だ。

なにより新旧がほどよく混在している良い意味での混沌とした町だ。

3つ目は映画好きの支配人が厳選する上映作品

この日もあまり聞いたことのない作品が多く上映されていて、興味をそそられた。

若手の映画監督作品や自主映画作品からときには商業映画も上映される。

昔、「ニーチェの馬」というハンガリーの作品を観たくて上映している映画館を探したが、国内でもあまり上映されてなくて、この横川シネマに行ったのが懐かしい。

少し前には「カメラを止めるな」の上映があるということで観に行った。

次は長編アニメーション作品「幾多の北」を観に行く予定だ。

横川シネマへの行き方

住所:〒733-0011 広島県広島市西区横川町3丁目1-12

アクセス:JR横川駅南口(市電や大通りに面した方)を背にして左手にアーケードが見える。アーケードを通り抜け、道路を渡り線路の方に1本寄った小道に入るとすぐ「横川シネマ」の看板が見えてくる(徒歩3分程度)

一度は訪れてほしい横川シネマ

さて、いかがだっただろうか。

広島市が誇るミニシアター「横川シネマ」

日本から歴史ある映画館がどんどん姿を消していく中で、いまでも個性ある作品を上映し続けてくれている。

映画のコアなファンはもちろんだが

いつもと違う日常を過ごしたい人や

観光で広島に来たけど、スケジュールが空いているから、ちょっと新しい広島を知りたいと言う人

こんな皆さんにはおすすめの「特別な普通の場所!横川シネマ」

興味を持っていただけたならぜひ足を運んでみてほしい。

素敵な時間を過ごせることを保証する。

では、また!

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この記事を書いた人

広島に暮らして20年以上、ひろしまの酸いも甘いも旨いも辛いも知り尽くした著者による広島情報発信ブログ。広島の「おいしい」「おもしろい」隠れた地域の魅力を発信していきます!

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